「007/サンダーボール作戦」のリメイクで、スペクターによって奪われた核ミサイルを、英国情報部員ジェームズ・ボンドが取りもどすまでを描くアクション映画。ボンド役はやっぱりコネリーという熱狂的なファンの期待に応えてアメリカで製作されたシリーズ番外編。
ストーリーは、あのMが引退して新しい官僚の時代となり、干されてしまっていたボンドが活躍するというもの。世界的犯罪組織スペクターによるNATOの核ミサイル強奪事件が発生。特命を受けたボンドは事件の手がかりを追ってバハマに飛び、スペクターの大物幹部ラルゴ(クラウス・マリア・ブランダウアー)の愛人との接触を図るが、そこにはスペクターの罠が待ちかまえていた……というもの。
英国ものより上手いSFXで、水中の先頭シーンは見もの。原爆も巡航ミサイル、ギャンブルはテレビゲームと現代的に設定され、初めてタンゴを踊るボンド、SLBM(潜水艦発射弾道弾)ポラリスから出る個人用ロケットなど見所は沢山あります。ボンドが世界征服ゲームをするシーンは、特に印象的です。アクション映画として、なかなかボリューム感はあったと思います。
「007/ダイヤモンドは永遠に」以来12年ぶりにジェームズ・ボンドを演じるショーン・コネリー(当時53歳)の飄々とした演技が心地よい。初代ボンド、ショーン・コネリーが、貫禄ある演技でヒーローを好演している。ヒロインにドミノ役の美しいキム・ベイジンガー。まだ小物だったキム・ベイシンガーの出世作となる。存在感充分な殺し屋美女にバーバラ・キャメラと綺麗どころを揃えている。 この映画のタイトルについては、ラストにボンドがまた情報局に戻ってくれと言われて「ネバー・アゲイン=もう2度とご免だ」と言い、引退宣言するところから…? そして コネリーの奥さんが「(007役を)2度とやらないなんて言いなさんな」と言ったことからついた…? との説もある。
「ネバーセイ・ネバーアゲイン」には大親友のロジャー・ムーアが出演する予定だったがスケジュールの都合で実現しなかった。そして、奇しくもほぼ同時期に日本公開された「オクトパシー」の方が成績が良かったため、一部では「ボンド=ロジャー・ムーアだ」との声もありますが、12年ぶりにコネリー・ボンドの勇姿を見ることが出来ただけで満足というファンも多い様だ。 ”落ち着きのある男の色気” 40代以上の世代には「007と言えばコネリー、ボンドと言えばコネリー!」