| タイトル / 動画 |
説明文 |
1位 飢餓海峡 (1964年)
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【解説】 巨匠・内田吐夢監督がめずらしく現代劇に挑戦した。原作は水上勉で、1954年に実際に起きた青函連絡船の転覆事故を物語の背景に使っている。人間の内に潜む心の闇をスリラー仕立てで見事に描ききった、堂々3時間におよぶ傑作サスペンス超大作。日本映画史上のベスト・テンを選ぶ際、黒澤、溝口、小津、成瀬作品などと並び、必ずベスト・テン入りする名作中の名作である。そして当時、フィルム・カット事件から、内田監督が東映を退社したいわくつきの作品でもある。 【あらすじ】 1946年、青函連絡船が嵐で沈没し、乗客の遺体が収容される。しかし、その数が名簿よりも多い。ベテラン刑事の弓坂(伴淳三郎)は、転覆のどさくさで起きた殺人事件と睨み、執念の捜査を続けていく。そして10年後、犯人(三國連太郎)は事件当時の彼を知る遊女(左幸子)と偶然再会してしまった…。 【スタッフ&キャスト】 製作: 大川 博、監督: 内田吐夢、原作: 水上勉、脚本: 鈴木尚之、撮影: 仲沢半次郎、音楽: 冨田勲。 出演は、三國連太郎、左幸子、高倉健、伴淳三郎、三井弘次、加藤 嘉、沢村貞子、藤田進 など。 |
2位 用心棒 (1961年)
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【解説】 黒澤明監督のアクション時代劇映画。続編といわれる作品に「椿三十郎」がある。娯楽時代劇映画であり、まるで江戸時代の宿場町を舞台にした西部劇のような、日本映画離れしたユーモアとアクションのセンスに満ちあふれた、映画史上に残る大傑作である。後にマカロニウェスタン「荒野の用心棒」としてパクられた逸話はあまりにも有名。 【あらすじ】 やくざと元締めが対立するさびれた宿場町。そこへ一人の浪人者がやってくる。立ち寄った居酒屋のあるじに、早くこの町を出ていった方がいいと言われるが、その男は自分を用心棒として売り込み始める。やがて男をめぐって、二つの勢力は対立を深めていく…。 【スタッフ&キャスト】 監督: 黒澤明、製作: 田中友幸、菊島隆三、脚本: 黒澤明、菊島隆三、撮影: 宮川一夫、美術: 村木与四郎、振付: 金須宏、音楽: 佐藤勝。 出演は、 三船敏郎(桑畑三十郎)、仲代達矢(新田の卯之助)、司葉子(小平の女房ぬい)、山田五十鈴(清兵衛の女房おりん)、加東大介(新田の亥之吉)、河津清三郎(馬目の清兵衛)、志村喬(造酒屋徳右衛門)、太刀川寛(清兵衛の倅与一郎)、夏木陽介(百姓の小倅)、東野英治郎(居酒屋の親爺)、藤原釜足(名主多左衛門)、沢村いき雄(番屋の半助)、渡辺篤(棺桶屋)、藤田進(用心棒本間先生)、山茶花究(新田の丑寅) など。 |
3位 切腹 (1962年)
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【解説】 大作1959年「人間の条件」の小林正樹監督が手がけた初の時代劇。暗く陰惨な題材であるが、橋本忍の卓抜した脚本を得て、重厚な構成の見ごたえのある作品に仕上げている。武士社会の体面に対する、痛烈な批判を込めての復讐劇。武満の擬音的な音楽も効果的。本作は、数々の賞を受賞しており、1963年にカンヌ国際映画祭では、審査員特別賞。第13回毎日映画コンクールでは、日本映画大賞・音楽賞・美術賞・録音賞。ブルーリボン賞においては脚本担当の橋本は脚本賞、主演を演じた仲代は主演男優賞を受賞。さらにキネマ旬報においてはその年のベスト3に入賞するなど、作品、製作者、出演者ともに高い評価を受けた。 【あらすじ】 彦根藩の家老・三国連太郎の屋敷の庭先で切腹を申し出た浪人・仲代達矢。生活に困窮してこのままではあまりにも惨めなので武士らしく死にたいからという理由である。当節、流行の「おしかけ切腹」の類かと見てとった三国は先日、同様な申し出をして金をせしめようとした若い浪人・石浜朗が、ひっこみがつかなくなって本当に切腹してしまい死んだことを仲代に告げる。それを聞いた仲代が、白洲にしつらえらえた切腹のお道具を前に井伊家の家臣が見守るなかで身の上話しを始めるが…。 【スタッフ&キャスト】 製作: 細谷辰雄、監督: 小林正樹、脚本: 橋本忍、原作: 滝口康彦(『異聞浪人記』より)、撮影: 宮島義勇、音楽: 武満徹、美術: 戸田重昌、大角純平。 出演は、仲代達矢(津雲半四郎)、石浜朗(千々岩求女)、岩下志麻(美保)、丹波哲郎(沢潟彦九郎)、三島雅夫(稲葉丹後)、中谷一郎(矢崎隼人)、佐藤慶(福島正勝)、稲葉義男(千々岩陣内)、井川比佐志(井伊家使番A)、武内亨(井伊家使番B)、青木義朗(川辺右馬介)、松村達雄(清兵衛)、小林昭二(井伊家使番C)など。 |
4位 赤い殺意 (1964年)
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【解説】 藤原審爾の原作を長谷部慶治と今村昌平が共同で脚色、今村昌平が監督した社会ドラマ。封建的なところがあった頃の東北を舞台に、古い因習の重圧に苦しむ小心な女が、ある事件を契機に強い女へと変わっていくさまをどっしりと描いた今村映画の真骨頂。強盗に犯されたことでたくましく変わっていく女の姿をリアルに象徴的に喜劇的に描いている。 【あらすじ】 古い家族制度の中でいちばん下におかれ、いつもビクビクしながら生活している貞子。小心な大学職員の夫が留守の夜、眠っていた彼女は強盗に犯された。一度は死のうと思った貞子だが、なかなか死ねずにあきらめる。その後も強盗はやってきて関係を持つうちに、本気で貞子を愛するようになる。心臓を病む強盗は、最初は暴力で犯したのに、やがて哀願に変わる。貞子は強盗に殺意を抱くが、自分が手を下す前に男は病死。そして強くなった彼女は家族の中で主婦の座を確立するのだった…。 【スタッフ&キャスト】 監督: 今村昌平、企画: 高木雅行、原作: 藤原審爾、脚本: 長谷部慶次、今村昌平、撮影: 姫田真佐久、美術: 中村公彦、音楽: 黛敏郎。 出演は、春川ますみ、西村晃、露口茂、楠侑子、赤木蘭子、北林谷栄、北村和夫、小沢昭一、宮口精二、加藤嘉 など。 |
5位 砂の女 (1964年)
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【解説】 安部公房の原作を、安部公房が脚色、1962年「おとし穴」の勅使河原宏が監督した寓話。抽象的な原作を映画化した作品で、カンヌ映画祭審査員特別賞等を受賞している。砂丘の穴の底にある一軒屋に閉じ込められた男と、その一軒屋に住む女とを描く。 【あらすじ】 どこともしれない砂丘にふらりとやってきた中年男(岡田英二)。最終バスに乗りはぐれ、村人に紹介された宿は、まるで蟻地獄のような砂の底に棲んでいる奇妙な女(岸田今日子)の小屋であった。家の隙間と言う隙間から刻々と砂が侵入してくるその小屋では、ほとんど休むまもなくバケツで砂を掻い出さなければならない。女は一種の諦念を抱いているのか、なにひとつ文句を言うことなく黙々と働き続けるばかり。そんな女の気持ちが男にはまったく理解できない。翌朝、帰途につこうとした男が見たものは、確かにあったはずの縄梯子がはずされているという事実だった。一晩の宿のつもりが男は「働き手」として虜にされてしまったのである! 脱出をこころみるも惨めに村人に取り押さえられた男は、とりあえず様子をみることを余儀なくされる。女との奇妙な同棲生活が始まった。まるで捕らえられていることを忘れたかのような坦々とした日々。そんな中で、男は偶然のことから砂に埋めた樽に毛細管現象で水が溜まることを発見する。その瞬間から男の中で確実に何かが変わって行く…。 【スタッフ&キャスト】 監督: 勅使河原宏、製作: 市川喜一、大野忠、原作: 安部公房、脚本: 安部公房、撮影: 瀬川浩、美術: 平川透徹、山崎正夫、音楽: 武満徹。 出演は、岡田英次、三井弘次、岸田今日子、伊藤弘子、矢野宣、関口銀三、市原清彦 など。 |