| タイトル / 動画 |
説明文 |
1位 アラバマ物語 原題: TO KILL A MOCKINGBIRD (1962)
|
人種差別がからむ法廷劇と姿無き謎の隣人のミステリーの2つの要素が交錯する作品。不条理な社会の問題を深く考えさせ、同時にアメリカの恥部をえぐり出した問題作。ピューリッツァ賞を受賞したハーパー・リーの『ものまね鳥を殺すには』を劇作家ホートン・フートが脚色(オスカー受賞)。社会派ドラマを多く手掛ける、アラン・J・パクラ(製作)とロバート・マリガン監督のコンビが映画化。1930年代のアメリカ南部の小さな町。2人の子供の目を通じて町の生活を描いている。子供たちの父で弁護士のアーティカス(グレゴリー・ペック)は不正を行ったり、人種差別の編見を持つ事は危険だと常々教えている。相変わらずけだるく物静かな町で、強姦の容疑で告訴された黒人の裁判が始まる。正義を説く弁護士は黒人の無実を証明する。が、復讐心に燃える、人種編見に激しい町人から弁護士家族が襲われ、波乱万丈となる…。キャストは、グレゴリー・ペック(アティカス)、メアリー・バダム(スカウ)、フィリップ・アルフォード(ジェム)、ジョン・メグナ(ディル)、ブロック・ピータース(トム)、ロバート・デュヴァルなど。第35回アカデミー賞では作品賞を含む8部門にノミネートされ、主演男優賞(グレゴリー・ペック)、脚色賞、白黒美術監督・装置賞の3部門に輝いた。 |
2位 十二人の怒れる男 原題: 12 ANGRY MEN (1957)
|
殺人事件の審議を巡る陪審員達の手に汗握る法廷劇の傑作。TVドラマの映画化で、テレビ版を演出した社会派の名匠シドニー・ルメットが監督した、法廷サスペンスの代表作。時には感情的に、時には論理的に展開される討論が、次第に無罪判決への流れに変わっていくスリルが、12人の点描と共に丹念に描かれていく。ヘンリー・フォンダが、アメリカの良心の代表として、善良な市民を演じている。他の出演者も、いづれも芸達者ぞろいで、様々な人間のぶつかりあいを白熱した演技で表現。ラストも印象的。17歳の少年が起こした殺人事件に関する陪審員の討論が始まったが、誰が見ても有罪と思えたその状況下で、ひとりの陪審員が無罪を主張した事から物語は動き始める…。キャストは、ヘンリー・フォンダ (8番陪審員) 、マーティン・バルサム (3番陪審員) 、リー・J・コップ (3番陪審員) 、エド・ベグリー (10番陪審員) 、E・G・マーシャル (4番陪審員) など。 |
3位 クレイマー、クレイマー 原題: KRAMER VS. KRAMER (1979)
|
ロバート・ベントン監督が、ダスティン・ホフマンとメリル・ストリープ共演で描いたヒューマンドラマ。離婚と養育権という、現代アメリカが避けて通れない社会問題をハートウォームな人情劇を通して描いている。仕事第一の男テッドがある夜遅く帰宅すると、荷物をまとめた妻ジョアンナが彼を待ち受けていた。「誰かの娘や妻ではない自分自身を見つけたい」と言い残し、彼女は去って行った。息子とニ人残されたテッドは、失意のなか家事に奮闘。数々の失敗やケンカを乗り越えて父と子の間に深い絆が生まれた頃、息子の養育権を主張するジョアンナがテッドのもとを訪れた…。1979年度アカデミーでは、作品賞、監督賞、脚色賞、主演男優賞(ダスティン・ホフマン)、助演女優賞(メリル・ストリープとジェーン・アレクサンダー)を獲得。ビリー役のジャスティン・ヘンリーはわずか8歳でアカデミー助演男優賞にノミネートされ、史上最年少記録を樹立した。 |
4位 評決 原題: THE VERDICT (1982)
|
酒びたりの日々を送る弁護士が、ある訴訟をきっかけに再び真実と正義を問いただすようになるまでを描く法廷映画の秀作。監督は、シドニー・ルメット。シャーロット・ランプリング演じる謎の女の出現がサスペンスに一層の深みを与え、緊迫感あふれる展開はまさに圧巻。ポール・ニューマンの迫真の演技も素晴らしく、最終弁論のシーンは彼の名演の中でも屈指のひとつとなっている。ギャルビン(ポール・ニューマン)は新聞の死亡欄から裁判になりそうな事件を見つけては、葬儀に紛れ込んで依頼を受けようとするまでに落魄れた毎日を送っていた。そこに医療ミスで植物人間にされた患者の弁護の仕事がやってくる。始めは金になりそうと言うだけで引き受けたが、調査を進める内に再び弁護士魂に火が点り、法廷に立ち上がるのだが…。キャストは、 ポール・ニューマン(フランク・ギャルビン)、シャーロット・ランプリング(ローラ)、ジェームズ・メイソン(コンキャノン弁護士)、ジャック・ウォーデン(ミッキー・モリッシー )、ミロ・オーシャ(ホイル判事)、エド・ビンズ(プロフィー司教)など。 |
5位 ア・フュー・グッドメン 原題: A FEW GOOD MEN (1992)
|
キューバ米海軍基地で起った不審な殺人事件の真相を探る若き弁護士の姿を中心に、軍隊内の組織悪を暴く過程での、登場人物たちの人間的成長を描くドラマ。映画の主要部分を成す法廷場面は、カリフォルニアのカルバー・スタジオに巨大セットを組んで撮影された。アーロン・ソーキンの舞台劇をロブ・ライナー監督がオールスター・キャストで映画化。事件の黒幕となるジャック・ニコルソンを始め、キャスト全員の大仰な芝居が楽しめる。クライマックスの法廷劇でのトム・クルーズとジャック・ニコルソンとの対決は見物。キューバの米海軍基地内で1人の海兵隊員が殺害された。容疑者として同じ部隊に所属する2人の優等兵が起訴された。若手弁護士キャフィ、調査部のギャロウェイ少佐らからなる容疑者の弁護団は、この事件に海軍の暴力的制裁“コードR(レッド)”が絡んでいることを突き止めた。だが、真相発覚を恐れた基地の総司令官ジェセップ大佐の陰謀により調査は暗礁に。一度は挫折したキャフィだが、真実を立証するために法廷で堂々と闘うことを決意し、巨大な権力に立ち向かうが…。出演は、トム・クルーズ、ジャック・ニコルソン、デミ・ムーア、ケビン・ベーコン、キーファー・サザーランド、ケビン・ポラックなど。 |
6位 情婦 原題: WITNESS FOR THE PROSECUTION (1957)
|
監督ビリー・ワイルダー&原作アガサ・クリスティによる映画界史上最高の法廷劇。英国の女流推理小説作家アガサ・クリスティが1932年に短篇小説形式で発表、その後ブロード・ウェイ、ロンドンでロングランされた舞台劇の名匠ビリー・ワイルダーによる映画化。意表を突く結末をもったミステリー・ドラマ。ドイツ人の妻のクリスチーネの役はマレーネ・ディートリッヒ。レナードと知り合うドイツの酒場のシーンで、男装&脚線美を披露する箇所がある。容疑者レナード・ボールに扮するのがタイロン・パワー。残念ながら、この映画がタイロン・パワーの遺作となった。半ば引退していた老弁護士ロバーツ(チャールズ・ロートン)のもとに、レナード(タイロン・パワー)という男が助けを求めてきた。殺人犯の容疑がかかっているという。彼を信じたロバーツは弁護に立ち上がる。しかし法廷での検察側の証人は、レナードの妻クリスティーネ(マレーネ・ディートリッヒ)であった…。 |
7位 或る殺人 原題: ANATOMY OF A MURDER (1959)
|
ロバート・トレイバーのベストセラー小説(原題は“殺人解剖学”で邦題は『錯乱』)の映画化。監督・製作は、オットー・プレミンジャー。ユーモラスな弁護士役のジェームズ・スチュワートと、シャープな検事役のジョージ・C・スコットの対照的なキャラクターが生かされた法廷劇の傑作。殺人死体をかたどったソウル・バスのタイトル・デザインも有名。金儲けが下手な弁護士ポール・ビークラー(ジェームズ・スチュアート)は、妻(リー・レミック)をレイプした犯人を射殺した軍人(ベン・ギャザラ)の弁護を引き受けた。検事(ジョージ・C・スコット)側はレイプなど存在せず、妻を寝取られた軍人が逆上して起こした計画的殺人だと主張。レイプの存在と衝動殺人ということを主張するポールは、アル中の老弁護士バーネル(アーサー・オコンネル)の協力を得て法廷に挑む…。公開当時、作品賞、主演男優賞ほか6部門ものアカデミー賞にノミネートされた。第20回(1959年)ヴェネチア国際映画祭 男優賞(ジェームズ・スチュワート)。 |
8位 冷血 原題: IN COLD BLOOD (1967)
|
殺される側の恐怖と、ラストで死刑になる犯人たちの恐怖が、観るものを圧倒する、同名ノンフィクションの映画化作品。監督・製作は、リチャード・ブルックス。カンサスで、ある一家四人が惨殺されるという事件が起こった。警察の調査の結果、二人の若者が犯人として捕らえられる。ストーリーは二人の若者の育った環境を語り、やがて犯行に至った動機が明らかになるというもの。刑務所を出所したペリー(ロバート・ブレイク)は、先に出所していた同房のディック(スコット・ウィルソン)と合流した。ディックが“おいしい儲け話”があると言うのだ。二人の車はターゲットの民家へとひた走る…。キャストは、ロバート・ブレイク(ペリー・スミス)、スコット・ウィルソン(ディック・ヒコック)、ジョン・フォーサイス(アルヴィン)、ポール・スチュワート(ジェンセン)、ジェフ・コーリイ(Mr.ヒコック)、ジェームズ・フラヴィン(クラレンス)、ジェラルド・S・オローリン(ハロルド・ナイ)、ジョン・ギャローデット(ロイ・チャーチ)、チャールズ・マックグロー(テックス・スミス)など。 |
9位 クライ・イン・ザ・ダーク 原題: A CRY IN THE DARK (1988)
|
A Cry in the Dark is a 1988 Australian/American docudrama film directed by Fred Schepisi. The screenplay by Schepisi and Robert Caswell is based on John Bryson's 1985 book Evil Angels、 the title under which the film was released in Australia. It chronicles the case of Azaria Chamberlain、 a nine-week-old baby girl who disappeared from a campground near Uluru (known as Ayers Rock at the time) on 17 August 1980 and the struggle of her parents、 Michael and Lindy、 to prove their innocence to a public convinced that they were complicit in her death. Cast:Meryl Streep(Lindy Chamberlain)、Sam Neill(Michael Chamberlain)、Bruce Myles(Ian Barker、 Q.C.)、Neil Fitzpatrick(John Phillips、 Q.C.)、Charles Tingwell(Justice James Muirhead)、Maurie Fields(Justice Denis Barritt)、Nick Tate( Det. Graeme Charlwood )、Lewis Fitz-Gerald(Stuart Tipple) [Wikipedia] |
10位 ニュールンベルグ裁判 原題: JUDGMENT AT NUREMBERG (1961)
|
連合軍によるナチス・ドイツの戦犯裁判を描いた法廷映画の傑作。アビー・マンのTVドラマをもとに、マン自身が脚色。スタンリー・クレイマーが製作・監督を兼ねている。ドイツのニュールンベルグで実際に行われた連合国によるナチ戦犯の戦争裁判を描く法廷ドラマ。信念と誇りをかけて激しく対立する検事と弁護人。正義を静かに真摯に模索する老判事。信実を確信し沈黙する被告。動と静が交錯する法廷の外で、デートリッヒが口ずさむリリー・マルレーンが印象的。裁判長に赴任してきた米国の地方検事ヘイウッド(スペンサー・トレイシー)に任された裁判の被告は、司法大臣として第三帝国憲法起草に関わったヤニング(バート・ランカスター)をはじめとしたナチス時代の司法関係者たち。連合国側の検事ロースン(リチャード・ウィドマーク)は被告らがヒトラーの行為を正当化したと追及し、ドイツ側弁護士(マクシミリアン・シェル)はそれを認めれば全ドイツ人も同罪だと主張する…。マクシミリアン・シェルが祖国の命運を背負ったドイツ側の弁護人を大熱演、アカデミー主演男優賞受賞。 |